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花粉症、ドイツではどう違う?

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花粉といえば日本では「スギ花粉」が代表的な悩みの種ですね。私も日本にいた頃は、鼻水やくしゃみ、目の痒みに本当に苦労しました。

しかし、ドイツへ引っ越して「これでスギ花粉から解放される!」と思ったのも束の間、今度は別の植物による花粉症に悩まされることになりました。

しかも、驚いたのがその種類の多さ!まさに次々と新しいアレルゲンがやってくる感じです。

もくねこ

本当に種類が多くてびっくりしました

目次

ドイツで花粉症の原因となる植物

ドイツで代表的な花粉症の原因植物を挙げると、以下のような種類があります。

ドイツ語名日本語名
Ambrosiaブタクサ属
Birkeシラカバ
Escheセイヨウトネリコ
Graeser草類
Roggenライ麦
Haselハシバミ属

花粉飛散予報アプリ

ドイツの「Hexal」という製薬会社が提供する「Pollenflug(花粉飛散)」というアプリがあります。

このアプリでは、位置情報を利用して1週間分の花粉飛散予報を確認できます。Web版もあるので、興味のある方は試してみてくださいね(ドイツ語のみ対応)。

花粉飛散期間

早いと12月からアレルギーの原因となる花粉が飛ぶ

ドイツでは、気温が暖かいと12月頃からすでに花粉が飛び始めます。

特に早いのは「ハンノキ属(Erle)」で、冬にくしゃみを連発すると「もう花粉が飛んでる?」と思うこともしばしばです。

もくねこ

くしゃみをしだすと、そろそろ飛び始めたなって思います

花粉の飛散は植物の種類ごとに変わりながら、夏の終わり、8月頃まで続きます。

最後を締めくくるのは「ライ麦(Roggen)」です。私はライ麦花粉のアレルギーが一番ひどく、長期間悩まされてしまうんですよね。

花粉症の治療・対処方法

花粉症への対策として、次の方法があります。

  • 飲み薬:鼻水やくしゃみを抑えるための薬
  • 目薬:目のかゆみを緩和するもの
  • ホメオパシー療法:自然療法を用いたアレルギー対策
  • 免疫療法(注射):抗体を作ることで症状を軽減する治療法

ドイツで薬を買う場所

  • 薬局(Apotheke)
    薬は基本的にApotheke(アポテーケ)で購入します。飲み薬や目薬は花粉症用として「Antihistaminika」などが市販されていますが、処方箋(Rezept)が必要なものもあります。
  • オンライン薬局
    例:Shop-ApothekeやDocMorrisなどの信頼できるサイトでは、非処方薬が購入可能。

処方薬をもらう方法

  • かかりつけ医(Hausarzt)
    花粉症がつらい場合、まずHausarzt(家庭医)で相談します。必要に応じて免疫療法や強めの薬を処方してもらうこともあります。
  • 専門医(Allergologe)
    症状が重い場合やアレルギーの特定が必要な場合、Allergologe(アレルギー専門医)に紹介されることがあります。

アレルギー検査を受ける場所

  • Hausarzt(家庭医)での簡易検査
    基本的なアレルギー検査(プリックテストなど)はHausarztで受けられることがあります。
  • AllergologeやHNO-Arzt(耳鼻咽喉科医)
    さらに詳細な検査を受けたい場合、AllergologeやHNO-Arztを受診します。

アレルギー検査の種類

  • プリックテスト(Pricktest):皮膚に微量のアレルゲンをつけて反応を見る
  • 血液検査(RAST-Test):血液からアレルギー物質の抗体を調べる

私個人のケース

免疫療法は体内にアレルギー抗体を作ることで花粉症の症状を抑える方法です。効果が期待できる一方で、何度も通院する必要があるため、私は断念しました。しかし、友人の中には「注射のおかげで症状が軽くなった」と喜ぶ人もいます。

注意したいのは薬に対するアレルギー反応です。
実際、義母から勧められた薬を試したところ、まぶたが腫れてしまったことがありました。診察の結果、「薬の成分による一時的なアレルギー」とのことで数日後には治りましたが、このようなケースは決して珍しくありません。

特に深刻なのはアナフィラキシーショックで、呼吸困難などのリスクがあるため注意が必要です。

現在、私はHausarzt(家庭医)に相談して、飲み薬と目薬を処方してもらっています。これらの薬は処方箋なしでも購入可能ですが、医師に相談してからの購入だったため、安心して使用できています。

まとめ

花粉症には苦労がつきものですが、自分に合った方法を見つけて少しでも快適に過ごせるようにしたいですね。

<参考>ハンノキの花 unsplashより

花粉症に関するドイツ語単語表

もくねこ

名詞は冠詞(der,die,das)と一緒に覚えると後々楽です。

ドイツ語日本語訳読み方
der Pollen花粉デア ポルレン
die Allergieアレルギーディー アレルギー
der Heuschnupfen花粉症デア ホイシュヌープフェン
der Niesreizくしゃみの刺激デア ニースライツ
das Antihistaminikum抗ヒスタミン薬ダス アンティヒスタミニークム
das Nasenspray鼻スプレーダス ナーゼンスプレー
die Augentropfen目薬ディー アオゲントロプフェン
der Hautausschlag皮膚の発疹デア ハウトアウスシュラーク
die Atembeschwerden呼吸困難ディー アーテムベシュヴェアデン
niesenくしゃみをするニーゼン
juckenかゆいユッケン
reagieren auf (+Akk)~に反応するレアギーレン アウフ

花粉症に関するドイツ語フレーズ

  1. Ich habe Heuschnupfen und muss ständig niesen.
    (私は花粉症でくしゃみが止まりません。)
  2. Die Pollenbelastung ist heute besonders hoch.
    (今日は花粉の飛散量が特に多いです。)
  3. Nimmst du ein Antihistaminikum gegen deine Allergie?
    (アレルギーに抗ヒスタミン薬を飲んでいますか?)
  4. Meine Augen jucken, weil Pollen in der Luft sind.
    (目がかゆいのは、空中に花粉があるからです。)
  5. Ich sollte meinen Hausarzt wegen der Allergie konsultieren.
    (アレルギーについて家庭医に相談すべきだと思います。)
  6. Ich niese immer, wenn die Pollen fliegen.
    (花粉が飛ぶといつもくしゃみをします。)
  7. Meine Haut juckt seit dem Kontakt mit den Pollen.
    (花粉に触れてから肌がかゆいです。)
  8. Er reagiert stark auf Gräserpollen.
    (彼はイネ科の花粉に強く反応します。)
  9. Ich habe Augentropfen benutzt, weil meine Augen gebrannt haben.
    (目が痛んだので目薬を使いました。)
  10. Wenn du Atembeschwerden hast, solltest du sofort einen Arzt aufsuchen.
    (呼吸困難があるなら、すぐに医師に行くべきです。)
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